HUGオンラインバージョン

静岡県「避難所HUG」使用許諾番号200号

※オンラインバージョンは、市販されているHUG(以下「地震バージョン」といいます)の経験があることを前提としています。

※無料貸し出しについては、本ページ左側の列見出しの中の「姉妹ゲーム無料貸し出し」をご確認ください。

HUGオンラインバージョン風景01

 HUGオンラインバージョンの実施風景動画のひとつ目を作成しました。

 今年はコロナの影響で、体育館や教室の収容可能人員が減少する一方で、屋内には入りたくないが食事は確保したいということで、避難所での車中泊、テント泊希望者が増えそうだという設定でゲームを進めていきます。

 ※これはゲームのしかたについての動画であり、設定条件や対応についての是非を問うものではないことをご了解ください。

オンラインバージョンイメージ図    


【オンラインバージョンの開発趣旨】

 インターネットが広く普及する中で、今回のコロナウイルス対応のための社会全体の行動変容を機に、オンラインでの会議や研修会が爆発的に普及しつつあります。

 防災関係については、ほぼすべてのイベント、大会、会議、ワークショップ等が中止、延期されましたが、一部についてはオンラインでの実施に移行しつつあります。

 しかし、ワークショップについては、防災啓発効果が高いにもかかわらす、基本的にプレーヤーが接近した状態での実施になることから再開が困難であり、中止による防災啓発の停滞が懸念されるところです。

 そこで、対面で実施する体験会の雰囲気をできるだけキープする形でHUGのオンライン化を図り、防災啓発の停滞解消に努めるとともに、インターネット社会に適応した防災啓発の一助とするためにHUGオンラインバージョンを開発しました。


特徴

・コロナの現状に鑑み、コロナ対応の避難所について検討できるようにしました。

・できるだけ実際のHUG体験会の雰囲気を維持できるように、すべてをデジタルで行うのではなく、 アナログで実施する風景をオンラインで共有するという考え方です。

・日曜午後教育テレビの囲碁将棋番組のイメージです。

 主催者は、機動力がありズーム(拡大)機能があるスマホなどで盤上や駒、碁石に相当する図面やカードを撮影し、ゲームのしかたの説明、カードの読み上げ、配置、図面記入も担当します。プレーヤーは将棋で言えば三六歩(ふ)のように○番カードをどこに置いてねと相談結果をホストに伝えます。

 慣れてきたら、作業を分担します。

・カードの種類と枚数

 避難者カード92枚、イベントカード60枚、カード配置時の見出しカード27枚(教室カード、車中泊・テント泊カード、対応済、未対応カード)、計179枚

・避難者カードは1世帯1枚

 オンラインで実施する場合のゲームスペース、カードの視認性、ゲームの進行方法、楽しさ等を考慮し、下記のようにカードは両面とし、おもて面に主要な内容を大文字とラストで表記し、裏面に詳細データを記載しました。

 避難者カードの記載事項

イベントカードはピンク額縁

・熱やせきのある人、体調の悪い人、避難後に熱を出す人、下痢の人、感染症が怖いので半壊の自宅にいて避難しようとしない人、重症化しやすい基礎疾患のある人などを組み込んであります。

・図面は、基本的に地震バージョンと同じですが、サイズは1/4です。

・オンラインで実施するHUGに限ったことではありませんが、イメージ図にあるように障害のある方など、今まで参加しにくかった方が参加しやすくなる可能性があります。 


人数

 ・自由な発言機会を確保するためには3~4人、多くて7人程度をお勧めします。

参加者

 ・できるだけ男性だけ、女性だけにならいないようにしてください。

 ・医療、福祉関係者に入っていただくと理解が進みます。

 ・地震バージョンの経験があることを前提としています。

 ・今のところ、複数グループで実施する実験はしていません。


ゲームの前提条件

コロナ対応として、下記の設定としてあります。

・地元市町村では、分散避難実現のため民間施設も含めできるだけ多くの避難所の確保に努め、分散避難者への支援体制強化なども検討されている。車中泊避難、テント泊避難も事実上歓迎している。

・避難所では、事前受付を設置し発熱や体調不良のある人を専用スペースに案内することが検討されている。

・福祉避難所の協定を締結している特別養護老人ホーム等の社会福祉施設については、感染リスクとの関係から要配慮者の受け入れについて慎重な姿勢が続いている。 

・確実に食糧や情報等を受け取れるか不安なこともあり、車中泊者等も避難所に集まってきた。

・避難所には、マスク、消毒薬、体温計、携帯トイレ等は一定量確保されている。 

 ※ダンボールベッド、パーテーション、間仕切り等の有無については、プレイヤーが決めます。


レイアウト、ゾーニング

ゲームで使用する体育館、教室については、ひとりあたり専有面積3㎡、通路幅2mとした場合のレイアウト案を、また間取図についてはゾーニング案を用意しました。



ゲームのしかた

まずは、主催者がゲームのしかたの説明、読み上げ、カード配置、図面記入等を行い、プレーヤーは会話に専念し、慣れてきたらそれらの作業を分担します。

主催者の机上配置(新聞紙を広げた程度のスペース)


カードの配置

体育館のレイアウト案に沿った図面にカードを置きます。


避難者が来た順に適切な場所を考えて臨機応変に体育館に配置したい場合は、回転ずしのように避難者カードをその家族数に応じた面積のトレイに載せて自由な場所に配置します。


教室を利用する方、車中泊・テント泊の方は、図面に配置場所を記入し、カードは別の場所に置きます。また、対応済、未対応のカードも同様に置きます。

 


1mメッシュ入り図面

ひとりあたり専有面積や通路幅をオリジナルサイズにしたい場合用に、1mメッシュ入りの体育館と教室の図面を用意しました。



撮影機器等

主催者は、パソコンとスマートフォン又はタブレットの2台を使うことをお勧めします。

カードや図面の撮影には、機動力があり、カメラの性能が高く、拡大撮影(ズーム)機能があり、音声も安定しているスマートホンを使い、参加者の画面を見るためにパソコンを使うのが便利です。

 下記は、読み上げたカードを体育館図面に配置するイメージ動画ですが、スマートホンの画面の中にこのような風景が写るように撮影するとプレイヤーにもわかりやすくなります。

 HUGオンラインバージョン カードの読み上げと配置(体育館)撮影イメージ

写真のような保持器具を使うと両手が空き、画像も安定します。